学科長挨拶
Let's Challenge !
科学技術の進歩は目覚ましく、人々の知的好奇心を駆り立て、生活を豊かにしてきました。化学は原子から生命体までを対象とし、新しい材料や医薬品などの様々な分野で利用される学問分野の一つです。
応用化学科では化学現象を分子・電子レベルで研究するために精密応用化学・分子生命化学・材料化学の3分野からなり、基礎から応用までの幅広い分野をカバーしています。
応用化学科に入学すると1年次は山口市にて基礎学力を養う共通教育科目を中心に学び、2年次より宇部市の工学部に移り、より高度な化学の知識と技術を習得するために専門科目の講義や実際に目で見て、手を動かす学生実験を行います。4年生から卒業研究を行うために研究室に所属して1年間、教員や大学院学生の指導のもとに独自性のあるオンリーワンの研究を開始します。さらに応用化学科を卒業する約7割が大学院に進学し、より高度な知識と研究力の向上に励んでいます。学部あるいは大学院を卒業(修了)すると多くは化学や材料メーカー、製薬、食品関連した企業など幅広い分野に就職して活躍しています。
大学や大学院では専門的な知識や技術を学びます。そして受け身ではなく、常に“なぜ”と問う能動的な思考が大切です。私たちが暮らす社会では“なぜ”の正解は一つではないかも知れない、ひょっとしたら正解が無いかも知れません。その正解に少しでも近づき、さらに新しい“なぜ”を見つける野心を持ち続けて下さい。本学科では皆さんの知的好奇心に答えるためのカリキュラムを揃えています。幅広い知識や教養は一朝一夕には身に付きません。学部生の時期に専門の化学以外のことにも興味を持ち、しっかりとした知識と教養を身に付けて下さい。
応用化学科についてはホームページやオープンキャンパスなど通じて教育・研究に関する情報発信をしています。化学や実験が好きな人、化学を通してエネルギー・環境・生命の問題にチャレンジしたい人、是非、私たちと一緒に新しい分野を切り開いて行きましょう。